感想 財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済

著者 上念司

・政治家に厳しく官僚に甘いマスコミ

財務省にもマスコミにも専門知識を持った人はほとんどいない

財務省HPの財務諸表でわかる日本の資産を考慮すると、実質の債務は100兆程度

・人間と違って政府は死なないので、債務を完済しなくても債務の継続性(返済の目処が立っている)があれば借り換えができ、問題がない

・債務を減らすには、名目成長率が上がるのが一番→消費税増税によって消費者が支出を抑えると、むしろマイナス効果

格付け会社の格付けはあてにならない

→例 サブプライムの格付け

・為替レートは緩衝材となる

→ユーロによってEU諸国はその手段を失った。

ギリシャ危機

 

マスコミの発表を鵜呑みにせず、海外の事例・データ等に当たった上で自分で因果関係を考える必要性を示してくれる本でした。

まず。財務省HPの財務諸表を見てみようと思います。